▼補足解説
シラクーザはイタリアをモデルにしており、ラップランドの英語ボイスにはイタリア語話者の英語に見られる特徴(Rの発音など)が感じられます。同様に、クルビア(アメリカ)やウルサス(ロシア)出身のオペレーターのボイスにも、それぞれのモデルとなった地域のアクセントの特徴が見て取れます。
イタリア語ではRの音が巻き舌や弾き音として発音されることが多く、イタリア語を母語とする話者は、英語を話す際にもこのRの発音を無意識に適用してしまうことがあります。このように、ある言語(母語)を話す癖が別の言語(学習中の言語)に影響を与えてしまう現象を、言語学では「L1干渉」と呼びます。これは、日本語を母語とする私たちが英語の様々な「A」の発音をすべて「ア」でまとめたり、「V」と「B」、「L」と「R」を混同したりしてしまう現象と似ています。そう考えると、少し親近感が沸くのではないでしょうか?
なお、本動画では「イタリア語話者の英語」や「アメリカ英語」といった大きな括りで説明していますが、実際にはそれぞれの言語や地域に多様なアクセントが存在します。今回は動画の趣旨から一般的な特徴に絞ってご紹介している点、ご承知おきください。
▼出典・参考ウェブサイト(閲覧:2025/06/15)
https://web.stanford.edu/~jrb/reference/italian.html#ref
▼ガイドライン
本動画はアークナイツの二次創作ガイドラインに準拠して制作されています。
https://www.arknights.jp/fankit/guidelines
※本動画はファンによる制作物であり、Hypergryph / Yostar とは関係ありません。
▼VOICEVOX: 四国めたん を使用しています。